開催期間・見どころ・前売りチケット・アクセス・跡地利用までわかりやすく解説。
サステナビリティ視点で、未来の都市づくりをやさしく学べる注目イベントです。
はじめに:GREEN×EXPO 2027とは?
大学でサステナビリティについて研究している立場から、大変注目しているイベントがあります。
それが、2027年に横浜で開催される「GREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)」という大規模なイベントです。
未来の環境や都市のあり方を直接体験できる、とてもわくわくする内容になっています。
少し詳しく、その魅力や見どころを解説いたします。

会場は横浜市の旧上瀬谷通信施設跡地
この博覧会は、2027年3月19日から9月26日までの約半年間にわたり開催される予定です。
場所は、神奈川県横浜市にある「旧上瀬谷通信施設跡地」というところになります。
ここはもともとアメリカ軍の施設だった場所で、広さはなんと約242ヘクタールもあります。
東京ドームに換算すると、およそ51個分というものすごく広大な敷地です。
これだけ広い空間をゼロから使って、未来の環境社会のモデルを作り上げるというから驚きですよね。

テーマ「幸せを創る明日の風景」が目指すもの
今回の博覧会のテーマは、「幸せを創る明日の風景」と名付けられています。
首都圏でこれだけ大規模な万博が開催されるのは、実は初めてのことです。
植物が持っているたくさんの価値をもう一度見直して、地球環境と人が共に生きていく未来のグリーン社会を世界に示すことが目的となっています。
私たちがこれからどうやって自然と付き合っていくべきか、そのヒントがたくさん詰まった場所になりそうです。
注目すべき3つの環境への取り組み
サステナビリティを学ぶ者として、特に注目している環境への取り組みが3つあります。
ただきれいなお花を飾るだけではなくて、その裏側で動いているシステムがとても先進的です。
それぞれ分かりやすく説明いたしますね。
見えないCO2を管理する脱炭素の仕組み
ひとつめは、二酸化炭素の排出を徹底的に管理する仕組みです。
会場内で使う電気やガスからの排出を減らすのはもちろんですが、それだけではありません。
パビリオンを建てるための材料を作るときや、それを運ぶとき、さらにはお客さんが会場に来るまでの移動で出る二酸化炭素まで計算するそうです。
そうやって目に見えない部分の排出量もすべて把握して、全体としてカーボンニュートラルを目指すという、かなり挑戦的な目標を掲げています。
ゴミを減らすサーキュラー建築と資源循環
ふたつめは、資源をぐるぐると回して無駄にしない「サーキュラーエコノミー」の考え方です。
博覧会が終わった後、建物を取り壊して大量のゴミになってしまうのは環境に良くありません。
そのため、仮設の建物にはレンタルやリースで調達した材料を使って、終わったらまた別の場所で再利用できる仕組みを取り入れています。
コンクリートの破片なども、リサイクルする割合の目標をしっかり決めて、徹底的に資源を循環させる計画になっています。

1000万株の植物が彩る巨大空間
みっつめは、なんといってもその圧倒的な自然のスケールです。
会場全体には、なんと1000万株もの植物が植えられる予定となっています。
数字が大きすぎて想像しにくいかもしれませんが、見渡す限りの緑が広がる空間になるはずです。
開幕する春の時期には、約40種類、600本ほどの桜が一斉に咲き誇る予定で、お花見スポットとしてもすごく人気が出そうですね。
未来の生活を体感できる5つのVillage
会場のなかは、テーマごとに「5つのVillage」に分かれています。
ここでは、特に面白い体験ができそうな3つのエリアをピックアップして紹介いたします。
最新技術と自然が融合Urban GX Village
ここは、最先端の環境技術と自然がどうやって融合していくのかを体感できるエリアです。
気候変動などの問題に対して、最新のテクノロジーをどう使うのかが学べます。
エネルギーが無駄なく使われる未来の都市ってこんな感じなんだな、というのを肌で感じることができます。
自然の恵みを再発見SATOYAMA Village
日本人が昔から大切にしてきた「里山」の風景を、現代のスタイルにアレンジしたエリアです。
人と自然がどうやって長い間うまく付き合ってきたのか、その知恵を学ぶことができます。
いろいろな生き物を守ることや、地元のものを地元で消費することの大切さを、改めて実感できる空間になっています。

子どもたちが環境を学ぶKids Village
これからの未来を生きていく子どもたちのための、特別なエリアも用意されています。
遊びながら自然と触れ合って、環境について楽しく学べる工夫がたくさんあるそうです。
難しい言葉を使わずに、体験を通してサステナビリティを感じてもらえるのは素晴らしい取り組みですよね。
開催に向けて知っておきたい情報
魅力がいっぱいの博覧会ですが、実際に足を運ぶために必要な実用的な情報もまとめておきます。
前売りチケットの販売開始時期
一番気になるチケットの販売についてです。
現在の予定では、2026年3月19日から前売りチケットの販売が開始される予定となっています。
こういった大きなイベントは、前売り券を買っておくと少しお得になったり、スムーズに入場できたりするのでおすすめです。
開催が近づくにつれて新しい情報がどんどん出てくるため、こまめに確認しておくと安心ですね。

会場へのアクセスと新しい交通網
広大な会場へのアクセスについても、いろいろな準備が進められています。
一番近いのは相鉄線の瀬谷駅ですが、そこを起点として新しい交通システムを導入することも検討されています。
たくさんの人が来場しても混雑しないように、スムーズに移動できるような仕組みが作られる予定です。
自家用車よりも、環境に優しい公共交通機関や新しい乗り物を使ってアクセスするのが良さそうですね。
閉幕後はどうなる?跡地利用の計画
こういった大きなイベントでよく問題になるのが、終わった後にその場所をどうするのかということです。
今回の博覧会では、そのあとのレガシーの残し方についてもしっかり計画されています。
公園や防災拠点としての活用
博覧会が終わったあとも、会場にある豊かな緑はそのまま残される予定です。
市民の皆さんが休みの日にのんびりできる大きな公園として生まれ変わります。
さらに、地震や台風などの大きな災害が起きたときには、たくさんの人が避難できる防災拠点としての役割も果たす計画になっています。
農業振興と新たな観光や物流の拠点へ
ただの公園にするだけではなくて、地域をもっと元気にするための4つのゾーンが作られる方針です。
都市の近くで農業を元気にするためのゾーンや、テーマパークのような楽しい集客施設を作るゾーンなどが想定されています。
さらには、物を運ぶための新しい物流の拠点など、時間をかけて少しずつ整備されていく予定です。

跡地利用を巡る市民の議論
しかし、この広大な土地をどう使うかについては、まだいろいろな意見があるのが現状です。
自然や農業、防災のための場所を一番に優先するべきだという意見もあれば、テーマパークを作って経済を回していくべきだという声もあります。
市民の間や市議会でも活発な議論が交わされており、みんなで未来の街づくりについて真剣に考えているところです。
読者の疑問にお答えします!Q&Aコーナー
ここまで色々と解説してきましたが、行く前に気になりそうな疑問をいくつかピックアップしてお答えいたします。
Q.駐車場はたくさんあるの?
A. 環境への負担を減らすためにも、基本的には電車やバスなどの公共交通機関を使うことが推奨されています。新しい交通システムも整備される予定ですので、そちらを利用するのが便利でスムーズです。
Q.雨の日でも楽しめる工夫はある?
A. 広大な屋外エリアだけでなく、最新の環境技術を学べるパビリオンなどの屋内施設もたくさん用意される予定です。天候に関わらず、未来の都市や自然の展示をしっかり楽しめるように設計されているので安心ですね。
Q.一人で行っても楽しめる?
A. もちろんです。最新のテクノロジーに触れたい方、純粋にたくさんの花や桜の景色に癒されたい方など、どんな目的で行っても楽しめるように多様なエリアがあります。ご自身のペースで充実した時間を過ごせるはずです

まとめ:持続可能な社会に向けて私たちができること
今回は、2027年に開催される横浜GREEN×EXPOについて、その全貌や見どころをご紹介いたしました。
単にたくさんの花や植物を集めたきれいなお祭り、というだけではないことがお伝えできたでしょうか。
最新のテクノロジーを使って二酸化炭素を減らしたり、建物の材料をリサイクルしたりと、未来の地球環境を守るための壮大な実験場のような場所です。
この博覧会をきっかけにして、私たち一人ひとりが毎日の生活のなかで環境のために何ができるかを少しでも考えるようになれたら嬉しく思います。
未来の都市づくりを、ぜひ一緒に見守っていきましょう。








